こんにちは。takanoです。
今回のブログは軽めの内容なので、検索周りに詳しい方は参考にならないと思います。
どちらかというと、検索エンジンのことしか考えられず、ユーザーに目を向けられていない状態に陥ってる方に向けた内容です。
ということで、実はかねがね、こんなことを考えてました。
かれこれ2年ぐらい、Google 検索がサイトを評価する基準を、人間が他人を評価する基準に置き換えて説明したら、詳しくない人にも伝わりやすくならないか考えてる。
— 🅃🄰🄺🄰🄽🄾 (@takano_seo) 2019年6月6日
別に Google に限った話ではないのですが、検索エンジン・ウェブサイト・検索ユーザーの三者の関わりを表現するのに、今回は「オンライン恋愛マッチングサービス」を例にしてみようと思います。
はじめに
主な登場人物は 3 名です。
男性です。今回はウェブサイトとして扱います。
女性です。今回は検索ユーザーとして扱います。
恋愛マッチングサービスの中の人です。世界的な感じです。今回は検索エンジンとして扱います。
なお、このマッチングサービスは女性がオンラインで男性を探せるシステムだとします。
それでは、さっそく始めましょう。
ウェブサイトが検索ユーザーとマッチングするということ
まず、男性がプロフィール登録しますよね。
検索に置き換えると、ウェブサイトとして自分がどういうサイトか、検索エンジンに伝える部分です。
登録後にうまくマッチングできれば結婚に繋がるかもしれません。
ウェブサイトで言うところのコンバージョンですね。
男性側としてはオンラインで検索された際に魅力的に映るよう、色々と工夫をしたくなるところですが、盛りすぎはいけません。
その後に実際会ったときにバレてしまいますし、なんとか結婚までごまかせたとしても、結局は破綻するはずです。
検索の話で言うと、流入後の直帰やコンバージョン後の返品・解約やキャンセルでしょうか。
つまり、いくら検索エンジン上で良く見えるように取り繕っても、その後は実際に検索ユーザーとお付き合いするわけですから、結局のところウェブサイト自身に魅力がないとダメだと思います。
検索エンジンの目線で考えてみるとユーザー重視は当たり前
一方、マッチングサービス(検索エンジン)からすると、前段のような状況は好ましいでしょうか?
この章では検索エンジンの目線で考えてみたいと思います。
マッチングがうまくいかなければ、女性(検索ユーザー)の不評を買うことになりますし、そうなると利用者自体の減少にも繋がりかねません。
それはやがて自社のサービスが運営できなくなってしまうことを意味するので、必死で改善しようとするはずです。(それが仕事なので)
そのためには男性(ウェブサイト)がマッチングさせるに足るのかを、あらゆる観点でチェックする必要があります。
例えば自分が、異性の友人に知り合いを紹介すると置き換えてみてください。
その後の関係が気まずくならないように最大限の注意を払うと思いませんか?
- 相手の好みに合いそうか
- 信用に足る人間か
- 周囲の評判はどうか
ウェブサイトを評価する場合にまず考えられるのはコンテンツの内容ですね。
検索ユーザーが求めるものを提示してあげるのが大前提です。
それからリンクやサイテーションといった、周囲の評判も確認します。
あまりに悪質なウェブサイトには、お仕置きをしないといけない場合もあるかもしれません。
サービス運営者として検索ユーザーの利益を守るという観点では、これも必要な仕事ですよね。
ただ一方で、サービス改善のために意見を聞いてくれたり、ウェブサイトの相談に乗ってくれたりもします。
なぜなら、マッチング相手として、ウェブサイトもまた必要な存在だからです。
なので、ウェブサイト側からすると、検索エンジンはある意味では味方にもなってくれる頼もしい存在でもあります。
ユーザーとの接点として検索エンジン経由の集客は一定の大きな割合を占めるので、やましいことをして怒られるより味方になってもらったほうが良いはずです。
検索ユーザーのことを考えたほうが良い理由
そもそもマッチングサービス(検索エンジン)に登録して、男性(ウェブサイト)が女性(検索ユーザー)に出会いたいのはなぜでしょうか?
出会いの接点を持ってエンゲージメントを獲得し、コンバージョンに至るという部分は共通していると思います。
(エンゲージメントを婚約とかけたかったがために、このブログ書いたようなところがあります)
ただ、その後も末永くお付き合いしたい気持ちが無いと、結果的にユーザーは離れ、短期的な成果しか得られず、持続と成長には結びつかないでしょう。
そのために最大限ユーザーを満足させ、継続的に使ってもらうようにするという姿勢が信頼や良い評判に繋がるのは、自身の購買行動を見ても納得できるのではないでしょうか。
よく言われていることですが、検索エンジンがユーザーを満足させるべく進化を続けるなら、我々がユーザーに向けて最適化していれば検索での成果は後から付いてくるはずです。
これを綺麗事と片付ける人も多いのですが、リソースが無限にあるわけではない中で、検索エンジンにもユーザーにも最適化するのが難しい場合には特に有効な考えだと思います。
なので、ウェブサイトはユーザーの気持ちを考え、ユーザーから愛されるのを第一の目標にすると良いのではないかと、最近ずっと思っています。
技術的な細かい部分で検索エンジンへの配慮は当然必要ですが、それはマッチングサービスでのプロフィール管理同様、手続きとして必要なだけです。
検索ユーザーの満足を考えたらこうあるべきという部分では、検索エンジンが追い付いていない部分にむしろフィードバックをするぐらいの気持ちで良いと思います。
まとめ
長いポエムにお付き合いいただき、ありがとうございました。
ずっとモヤモヤしていた考えを、ある程度まとまった形にできたと思います。
なんだか腑に落ちない方は、ここまでの前提で下記の記事を読んでみてください。
検索エンジンがどういうコンテンツを評価しようとしているか、検索ユーザーにどんなコンテンツを見せたいと思っているか、あるいは自身がユーザーだったらどんなコンテンツを評価するか等、また今までとは違った観点の気付きが得られるかもしれません。
ちなみに、冒頭で添付したツイートきっかけで、みんな大好き バカ毛 さんが 面白記事 を書いてくれたので、興味のある方はぜひ!
【POST】【検索雑談】サイトを人間に例えた時にオールドドメインとはどういう状態なのか? - https://t.co/cgD849Z4gw
— FG🐡 (@fuguti) 2019年6月13日
それでは、またいつか!